杉良太郎日ベトナム特別大使に3等労働勲章、30年間の貢献を評価

日ベトナム特別大使 兼 日・ASEAN特別大使で俳優・歌手の杉良太郎氏が、ベトナム政府から3等労働勲章を受章した。

10月30日に駐日ベトナム大使館で授章式が行われ、レ・ホン・アイン元政治局員、ブー・ホン・ナム駐日ベトナム特命全権大使、自由民主党の二階俊博幹事長、公明党の山口那津男代表をはじめ、日越両国の関係者ら100人余りが出席した。

 ナム大使は授章式で、杉氏のベトナムでの様々な活動はベトナムと日本の広範な戦略的パートナーシップを象徴するものだと評価し、両国の関係の発展に対する30年間に及ぶ杉氏の貢献を称えた。

また、これに合わせて安倍晋三首相、グエン・スアン・フック首相、ファム・ビン・ミン副首相 兼 外相から杉氏に祝辞が送られた。書簡の中で両首相は、杉氏のこれまでの貢献を評価するとともに、今後のさらなる両国の良好な関係の促進に期待を寄せた。

 杉氏は1989年に初めてベトナムを訪問し、数年後にベトナムと日本の関係促進を目的にハノイ市のオペラハウスでチャリティーコンサートを開催した。1991年には日越文化交流協会を設立し、ハノイ市、ホーチミン市、南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市で音楽祭を開催。1995年にはヌイチュック(竹山)杉良太郎日本語センターを設立した。

杉氏は日本の外務省の委嘱により、2005年5月25日から2008年3月31日まで「日ベトナム親善大使」を、2008年4月1日から現在まで「日ベトナム特別大使」としての広報業務を務めている。

 杉氏は、日ベトナム特別大使としてベトナム孤児院や盲学校の慰問などの活動を通じて両国の草の根レベルでの友好親善に貢献しているほか、日越友好音楽祭や日越文化交流番組などの文化事業を通じて日ベトナム両国民の相互理解促進に貢献してきた。

※このニュースはVIETJOの各ソースを参考に記事を編集・制作しています