日韓貿易摩擦による日本製品の不買運動が展開されている韓国では、日本への旅行客も激減している。韓国文化観光研究院によると日韓貿易摩擦後、日本旅行を計画していた韓国人の69.3%がキャンセルもしくは旅行先を変更しているという。変更先でもっとも人気が高いのが29.0%を占めたベトナムだ。これによりVNDへの両替も大きく増えている。
新韓銀行、ウリ銀行、KEBハナ銀行、KB国民銀行といった4大市中銀行の7-9月期におけるVNDへの両替額は2273万7410USD(約24億6000万円)で、1593万5825USD(約17億2100万円)だった前年同期比+42.68%増加した。
夏休み期間を含む7-9月期は例年、両替額が増える時期ではあるが、前年同期比で+40%以上増加したベトナムにはひときわ多くの観光客が流入したことが分かる。
一方で8月における円への両替額は前年同期比▲64%減少した。業界の関係者は「冬には温暖な東南アジアを旅行先として選ぶ傾向がいっそう高くなるうえ、航空路線も拡大している。日韓関係の悪化が年末まで続けば、東南アジアがさらに脚光を浴びるだろう」と話している。
ニュースはVIETJOのソースを参考に記事を編集・制作しています