ベトナムと神奈川県、人材育成分野の協力促進で覚書

ベトナム労働傷病兵社会省と神奈川県はハノイ市で19日、「人材育成分野の協力促進に関する覚書(MOU)」を締結した。

 覚書によると、双方は今後、介護・看護をはじめとした相互に有益な分野における技術者・技能実習生・特定技能者などの派遣および受け入れで支援する。これにより、労働・人材教育分野における両国間の協力関係の促進が期待されている。

 神奈川県の黒岩祐治知事は締結式で、「県はベトナムとの文化交流活動のほか、経済および人材の分野でも協力を促進しており、県内に派遣される技術者・実習生およびその家族に対する各種相談のほか、日本語教育支援など生活支援を強化している」と述べた。

 レ・バン・タイン労働傷病兵社会次官は、過去40年にわたりベトナムと日本の関係が継続的に強化されていることを強調。両国間の協力は政治、安全保障、経済、農業、文化、観光、労働、教育・訓練、気候変動対策などあらゆる分野に広がっていると高く評価した。

 なお、日本在留ベトナム人の数は47都道府県で約33万人にも上っており、国籍別では中国、韓国に次いでベトナムが3番目に多い。

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