新型コロナウイルス(COVID-19)感染症予防国家指導委員会メンバーのダン・ホアン・アン商工次官はこのほど、商工省官房で会合を開き、イオングループ傘下イオンベトナムグループ(AEON GROUP in Vietnam)の責任者との間で医療用マスクの確保などの対策支援について話し合った。
イオンベトナムグループの西峠泰男社長は会合で、新型コロナウイルスの流行により、2月のショッピングモールの利用客数が▲20~30%減少しているほか、インスタント食品や乾物、マスク、除菌ハンドソープなどの売上が伸びていることを明らかにした。中でもマスクと除菌ハンドソープは入荷するとすぐに売り切れるという。
国内ではマスクが供給不足となり、医療分野が特にマスクを必要としている中で、イオンのプライベートブランド(PB)製品を展開するイオントップバリュベトナム(Aeon Topvalu Vietnam)は、「トップバリュ」ブランドのマスク20万枚の供給についてハノイ市バックマイ病院と契約を締結すべく動いている。
マスク20万枚はイオントップバリュベトナムが日本向けに製造している中からベトナム政府への協力として供給するもの。
アン商工次官はイオンベトナムグループに対し、早期の販売に向けて保健省と協力するよう求めた。会合後、イオントップバリュベトナムは書類と併せてマスクのサンプルを保健省に送付した